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アメリカ・インディアナ州での駐在生活をお届け

日本一時帰国中に読んだ本5冊

日本に一時帰国するときの楽しみが本屋さんに行くこと。

アメリカにいると紙の本がまだ入手困難だからKindleで読むことがほとんどなんだけど、日本にいるとなぜか紙の本を手にしたくなる。

そして、ふらっと寄る本屋さんほど楽しいものはない。

Kindleで読むという習慣はコスト的にも収納的にもいいことだらけなんだけど、欲しい本を見つけてから探したりする、「本との出会い」は書店には敵わない。

今回一時帰国中に「栄 文喫」にも初めて行ったんだけど本当に幸せだった。

そのときのブログはこちらから

 

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前置きが長くなったけど、今回私が日本滞在中に読んだ本を紹介します。

往復のフライト中に読んだものなども入ってます。

日本一時帰国中に読んだ本5冊

①スモールワールズ 一穂ミチ著

名駅高島屋の上のフロアの書店にふらりと一人で寄った時に見つけた本。

いつかの本屋大賞ノミネート作品のうちでもある。

書影を見るからにほっこりとした感じ?だなんててにとってみたものの、まるで違う。

短編集なんだけど、それぞれにイヤミスとまでは行かないけどでも絶妙な家族、一つ屋根の下のリアル味がすごい状況が描かれていた。

こっちの立場だったら、こう思うな。反対にこちらの立場だったらこう思うな。

といような「正解」はない多くの「グレーゾーン」を考えるような作品でめちゃくちゃハマった!

電車に乗るたびにこの本を開き、この世界に没入した。

あーこれが紙の読書だなって思うような時間を過ごせたこの1冊との出会いは本当に良かった。

そして読了してからこの表紙を改めて見てみると、いや、この表紙かもな。ってしっくりきた感じもした。少し遠くからそれぞれの家庭を小さな窓越しにちょっと覗き見してるようなそんな感じ。

 

②30と40のあいだ 難波ユカリ著

こちらは先ほども書いた「栄 文喫」で購入した1冊。

まさに年齢的に時代背景的に私にぴったり!

アラサー時代のエッセイとアラフォー時代のエッセイが交互に出てきてその間で思考がどう変わったかという運び方が楽しかったし、共感の嵐だった。

同時に私とはまただいぶ違うキャラクターの彼女だけど、その中でも人のユニークな考えがちらほら垣間見れて楽しかった。

この本は主に実家でお風呂に入る時のおともでした。

日本のお風呂って最高、本読みながら入れるのは本当に最高。

 

③買い物とわたし 山内マリコ著

アメリカから日本に向かう時のフライトで読んだこの本。

機内でさくっと、重くなさすぎない、これから日本に行くのに楽しみになりそうな本としてこちらを選んで行った。

行きのフライトはとにかく心が踊っているので「お買い物」とタイトルについたこの本は日本での購買意欲をいい意味で掻き立て、またはちゃんと必要なもの選ぼうというようなものでぴったりだった。

と言っても私は基本機内寝れる派なので起きてる間はこの本を読むか、スイカゲームをしたかという感じ。

 

 

④スピン 夏号 河出書房新社

スピンという季刊文芸誌が創刊されてから一度手にしてみたいと思ってた。

紙にこだわり抜いた季刊文芸誌でなんと税込330円。

手に取りやすい薄さとコストで文芸誌へのハードルを一気に下げてくれることでも話題になっていて、一度触ってみたいという憧れがあった。

本屋さんに並んでるのを実際に見て(夏号が発売されたタイミングだった)やっと買えた!文芸誌なので連載ものが多く、追えていない私にはもったいないかな?とも思ったんだけどこの紙の触り心地は最高で短編やエッセイなど単発の読み物もあったので記念に🎶

表紙の紙、目次の紙、本体の紙、どれも違ってどれも違うざらざらがあってずっと触ってたいやつ。

それぞれの紙についても説明されていてすごく興味深かった。

デジタルのこの時代に紙の持つ不思議な力と今後の紙の利用のされ方やリサイクルのされ方まで記事にあって楽しく読めた。

最初っから追って全巻欲しかったなー笑

 

 

⑤国際線外資系CAが伝えたい自由へ飛び立つ翼の育て方 RYUCREW著

こちらは私の大ファンなYoutuberの方の書籍。

カナダを拠点にCAとして国際線に乗務されている彼はお仕事がらいろんなところに旅に出る。実は一時帰国前にもう既読だったんだけど、今回日本に一時帰国した間にもう一度再読した。というのも私たちがアメリカに帰る便が欠航になり、余分に日本に滞在することに。(以前ブログにもしたやつです)

私もいち乗客として欠航からの不安とか、ちゃんとインディアナに戻れるかなーとか大小色々なストレスがあったんだけど、CAさんや旅をたくさんしている人にとってはトラブルはつきもの。今回のこともいろんな視点で見てみよーってもう一度彼の本を滞在中のヒルトンお台場で夜寝る前にキンドルで読んだ。

 

何度読んでもCAさんのお仕事の大変さは計り知れないし、彼の生い立ちや外国暮らしという多くの点で私と似たところがあり共感が深い。

Youtbeのリンク貼っておくね!


www.youtube.com

 

こんな感じで日本に一時帰国するフライトから帰りのギリギリまで読書を楽しめた6週間。荷物になるのでたくさんの本を買ってアメリカに持ってくることはしないけど、もはや日本の書店が恋しい笑

そう思いながらキンドルを利用してテクノロジーに感謝して今日も本を読みます。

ではまたね!

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