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アメリカ・インディアナ州での駐在生活をお届け

読書ログ:「本日は、お日柄もよく」原田 マハ(著)

ずっと読みたいなと思ってた原田マハさんの作品に手をつけ、読了しました。

原田マハさんといえば、アート小説という印象が強く、アートの分からない私にはきっと難しいかなと思って懸念していたところにこの「本日は、お日柄もよく」が飛び込んできました。

アート小説ではないけど、大人気のこちらの作品。いってみましょう!

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あらすじ(BOOKデータベースより)

OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙があふれるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。

それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。

空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。

久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された。

目頭が熱くなるお仕事小説。

 

スピーチライターというお仕事が実在したことも知らなかった私。

伝説のスピーチライターの久美さんの言葉一つ一つがとても印象的だった。

スピーチをする上での心得も別にスピーチの予定がない私にとっても響くものばかりだったし、何よりマハさんの描く女性の素晴らしいこと。

途中政治のお話が強くなってきたときは、私ついていけるかな?と正直思ったんだけど、心配は一瞬で抹殺!どんどんと入り込み、読了後は、まるで1クールのドラマを見ていたような気持ちになりました。読み終わって数日経ったけど、まだ自分があのお話の中にいる感じがする。

 

「言葉」を操るということ、その言葉は「魔物」でもあるということ。

そして時には幾千もの「言葉」にも及ばないものもあるということ。

スピーチの導入から最後までのトーンとかもすごく興味深かったし、知らなかった職業のことなのに、分かりやすかった!

そういうことか、原田マハさん!!!

 

原田マハさんのことを調べるとやっぱり切っても切り離せないアート小説に行きつく。

私は本当にアートは無知なんだけどマハさんの作品ならいけるかしら!

でもアートではないマハさんの作品もまだまだたくさんあるので読んでみたい!

 

「本日は、お日柄もよく」

始まりから終わりまで大好きでした!!!

これはきっと再読するな♪

 

さてお次はパリが舞台のお話を読んでいますよー!!

 

あっいつものように読書ノートも♪

ネタバレしますのでスキップしてもらっても♪

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またね!

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