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アメリカ・インディアナ州での駐在生活をお届け

読了:「純喫茶 トルンカ」八木沢 里志(著)

私には珍しく男性が書いた書籍を読み終えました♪

今日はこちらの本について書いていきます。

 

「純喫茶 トルンカ」 八木沢 里志(著)

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あらすじ(BOOKデータベースより)

「純喫茶トルンカ」は美味しい珈琲が自慢のレトロな喫茶店。東京の下町にひっそり佇む店には、魔法をかけられたようなゆっくりとした時間が流れ、高校生の看板娘・立花雫の元気な声が響く。ある日バイトの修一と雫が店に出ていると、女性客が来店。突然「あなたと前世で恋人同士だったんです」と修一に語りだし…。孤独や悲しみを抱えた人々の心がやわらかくドリップされていく…。ほろ苦くも心あたたまる物語

 

感想

カフェものや食べ物系についての作品が大好きなのでずっとこちらの作品が気になっていたの。ただ、あらすじに出てくる「あなたと前世で・・・・」という設定にファンタジー感が強いのかなー?と少しの不安があったのだけど読み進めていくうちに心配無用でした。

過去を紐解いていくうちに応援したくなる気持ちや、切なくも苦しくもどかしいような気持ち、そんななんともいえない心情がきれいに一つずつ回収されていく過程がとても好きだった。

 

喫茶店の看板娘の雫ちゃんはお姉さんを亡くし、お母さんは外国で暮らしているという環境ながらも高校生らしさにあふれ、強さもあるかわいい子というのが印象深い。名前の由来も素敵でした。

 

好きな一節

「この世は素晴らしい。戦う価値がある。」

ある人の心を動かすことにもなったこの明言。

 

 

トルンカみたいなコーヒーが美味しいレトロな喫茶店に行きたいなと思いながら読み進める時間が何より楽しかった。

続編に「純喫茶 トルンカ しあわせの香り」、こちらも読んでみたい!

 

それでは、またね!

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