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アメリカ・インディアナ州での駐在生活をお届け

読書ログ:「パリでメシを食う」川内 有緒(著)

最近、読書のスピードがグングン上がり、カウントしてみたら2か月で文庫本8冊を読み終えてました。ということは1カ月に4冊。1週間に約1冊。

 

ノリノリに読めた時は2日で1冊という時もあったかな。

さて、そんな今日は「パリでメシを食う」について書きます。

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タイトルを見ると、パリの美味しいグルメ本かな?とか思ったけど少し調べるとそれは全然違うことが分かってポチっとしました。

 

あらすじはBOOKデータベースより

 三つ星レストランの厨房で働く料理人、オペラ座に漫画喫茶を開いた若夫婦、パリコレで活躍するスタイリスト。その他アーティスト、カメラマン、花屋、国連職員…パリにいつのまにか住み着いた日本人10人の軌跡。時にセーヌ川のほとりで、時にワインを片手に、彼らが語る軽やかでマイペースなパリでの暮らしぶりに、思わず肩の力がふっと抜ける好著。

 

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上記にはこう↑書いてありますが、思わず肩の力がふっと抜けるとは感じませんでした!

みんながみんなパリに恋焦がれてやってきたわけではない。

みんながみんな自信満々でパリに来たわけではない。

何か相当特別な才能を持っている人だけが花の都で活躍できる人だろうな。なんて思っていたけど、ここに出てくる人たち、みんな本当にそれぞれでびっくりするくらい自由だけど強い芯がある人たちばかり。

 

パリではないが、同じ異国に住む者としての共感ポイントはかなりあった。

私の場合はアメリカで、微々たるものだけど社会に出てお金を稼ぐことをしている私には突き刺さるものがいくつも。

私自身、日本で過ごしていた時に持っていた価値観はアメリカに来てから、控えめに言わせてもらっても粉々になった。いい意味でも悪い意味でも。

 

日本にいては、分からなかったこと。アメリカで暮らしてみてから見えてきた日本のこと。二つの国しか基盤のない私だけど、アメリカを知ってから思ったのは

「まだまだ世界は広いのかー」と思ったこと。

少しだけアメリカ文化に触れたら、世界の広さを痛感させらたような、そんな感じ。

この本を読んでいて、「異国で暮らしていくこと」を深く、考えさせられた。

それと同時に「やりたいようにここで暮らしていこう」と思わせてくれた。

駐在妻って、自分の意思とは別に、旦那サマの転勤に伴って結構急なタイミングで異国にやってきて、子供のいる方は慣れない環境で子育てとかして、でもほんの数年だから自分自身もやれる事やりたい!って思って、でもやっぱり言語や文化の壁は無限にあるし。。。。そんなループに何度か陥られると思うんだけど、

「駐在妻はこうであるべき」とか

「会社の奥様たちに変に見られないように」とか

「周りの日本人を気にしてしまう」とか

そんな考えはまるで必要ないと思ってるの。

人にどう思われるか気にしていたらもったいなすぎる。

 

旅行に来ているよりは、はるかに年月はあるけど、10年目の私でさえ、まだまだここにいたいと思ってしまうから(笑)

 

この本に出てくるパリの街の風景描写、素敵でした。

パリはにもにもなっているというところが特に印象的で大好きだった。

 

ではここで私の読書ノートをちらり。

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4ページも書いてました(笑) 

 

既に違う一冊を読了しているのでまたすぐ読書ログ書きます♪

 素敵な週末

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