「木曜日にはココアを」を読了しました。
- 選んだ理由
インスタで次は何を読もうかなと読書家の人たちのページを見ていて、たくさんの方がこちらをお勧めしていたので選びました。
人気なだけあってすごく良かった。
前回読んだ「ときどき旅に出るカフェ」から私はカフェにまつわるお話が続いていて不思議と縁を感じた。
- あらすじ
私たちは、知らないうちに誰かを救っているーー。
川沿いを散歩する、卵焼きを作る、ココアを頼む、ネイルを落とし忘れる。
私たちが起こした何気ない出来事がつながっていき、最後は一人の命を救う。
小さな喫茶店カフェ・マーブルの一杯のココアから始める12編。
- 感想
1.この著者さんの視点が好き。
例えば、動物園のキリンを見て「こんな長いと不便じゃないのかな。風邪をひいて喉が痛い時ってどこからどこまでつらいのかな」ってところ。
あと、「おあつらえむきの晴天」とか。かわいい。
2.英語学習者にとって、救われた一言があって嬉しかった。
これはとっても個人的だけど、後半にある、ある章がとても印象に残った。
あるカフェでエアメールを書く主人公、すっごく親近感。
このデジタルの時代にアナログでエアメールを送ることが私も大好きなんだけど
「やっぱりいいよね」って思いながら読んだ。
だから私もその後にすぐ、エアメールを書きたくなってカフェでいつもの場所で書きました。
私はクラシックのトリコロールの縁取りの封筒ではないけれど♪
春の訪れにわくわくしていたころにトレジョで見つけたカードです。
3.何と言ってもこのお話の流れが素敵
前章のキーパーソンがバトンをつなぐようにそれぞれの視点で繋ぐこの物語の運びがきっとこの本の最大の魅力でしょう。
あまりは深くは言わないでおく♪
立場の違いと風景をかわいく切り取った表現と、「繋ぐ」を楽しめたこの作品は、
オーストラリアに行ったことのある人、オーストラリアが好きな人、カフェで手紙を書くことが好きな人、英語学習を楽しんでいる人におススメ。
それでは、私が読みながらカキカキしたこちらを載せますが、いつものようにネタバレは避けたいという方はスキップしてね♪
またね!